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私たちは川崎市内最大規模の公有地である、中原区の旧県立職業技術校跡地(1万3千㎡)に、認可保育園とスポーツができる防災公園の整備を提案しています。  その4つの理由は、①防災拠点を存続する、②この県有地の本来目的=青少年の健全育成、③地域の実情(子ども人口増加、保育園や運動広場の不足、④住民世論・アンケート結果です。
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1月25日(久末地区)、30日(下小田中地区)と、2つの県有地への警察官舎建設について、急きょ住民説明会の開催が決まった背景には、12月に川崎市議会で私たちの訴えを受けとめてくれた議員の質問があったようです。そのやりとり(議事録概要)を紹介します。

2011年12月20日、川崎市議会での大庭裕子議員(共産党)の質問より抜粋
 
◎大庭裕子議員
 県立職業技術校跡地への警察官舎建設計画について伺います。中原区の下小田中と高津区の久末、2ヵ所の県有地にセットの事業として進められている警察官舎計画は、10月に警察官舎計画の優先交渉権者として「三菱倉庫」という会社が決まったとのことですが、地域住民のみなさんから「跡地利用について住民への説明や住民の声を聞く機会もないまま計画が進められるのは、公共事業としておかしい」との声が寄せられています。

 技術校跡地については、川崎市議会が県に提出した意見書の中で4項目の要望の一つとして「建設計画や進捗状況の詳細等について地域住民に対する情報提供に努めること」を求めています。川崎市としても県への予算要望書の中で「高等職業技術校など従来の利用形態に変更がみられる県施設や土地については、地域の実情を踏まえた有効活用が図られるよう充分な協議がなされるよう要望する」として、市議会と同様に「地域住民に対する情報提供に努めること」を要望しています。
 これら市議会や市からの要望に県や県警がどう応えているのか、この間、県または県警、町内会の主催による住民説明会の開催日、開催回数と延べ参加者数を、下小田中、久末それぞれについて伺います。
 
◎総合企画局長 神奈川県警察職員宿舎整備にかかわる地元への説明状況についてのご質問でございますが、神奈川県警へ照会したところ、下小田中地区での説明につきましては、平成19年8月から平成23年5月までの間に、26回実施したとのことでございます。また、久末地区につきましては、平成18年10月から平成23年5月までの間に6回実施したとのことでございます。
 いずれの回につきましても、参加人数につきましては、正確には把握していないと伺っているところでございます。
 
◎大庭裕子議員 
 
下小田中の技術校跡地について、個人の説明を含めて26回というものであり、説明会は校舎解体工事も含めた4回です。平成22年の3月が最後で、具体的な実施方針が出されて以降も、近隣の方に説明会の案内がポストインされて一般の方々に広く呼びかけた説明会は実施されていません。グラウンドの目の前に住んでいる方は、この7月に警察官舎建設の計画を知ったとのことです。
 そこで説明会についてですが、新日本スポーツ連盟が県に対して、技術校のグラウンドについては「花と緑のスポーツ防災公園の実現を」と要望していますが、県の回答書には、1つは集会所の設置、2つ目、地域開放型の防災に配慮した公園の整備、3つ目に近隣住民への日照についての配慮した計画、この3点が回答されていました。これは川崎市から意見書の中で要望した大事な内容でもありますが、「建設計画や進捗状況の詳細等について地域住民に対する情報提供に努めること」は回答書には明記されていませんでした。そのことで、説明会や意見を直接言う機会をつくらないのでは」「事業者まかせの説明会になるのでは」という声があがっています。
 市から県に問い合わせて、今後の説明会の計画や持ち方について、どのように応えているのか、県もしくは県警が責任ある立場として説明会に当然出席をすべきものと考えますが、伺います。
 
◎総合企画局長 県警察職員宿舎整備における今後の説明会等についてのご質問でございますが、神奈川県警へ照会したところ、施設の整備にあたり優先交渉権者の事業者に対しては、業務要求水準書において、住民説明会を開催して地域住民への説明を十分に行なうことを求めており、県警も同席する意向であると伺っておりますが、具体的な説明方法等につきましては、事業者との契約締結後、調整していくとのことでございます。
(このあと大庭議員は、「防災に配慮した公園の整備」について質問を続けました)=次回紹介予定

《解説》
 この議会での質疑の中で県警が「下小田中で説明を26回実施した」という回答については、だれに聞いても「そんなに説明会は開かれていない」「町会も含めて官舎建設の賛否を住民に聞くような説明会は開かれたことがない」という声があふれています。
 実際に「説明会」といえるものは解体工事も含め、4回しか行なわれていないことが明らかになりました。

 26回実施と言いながら、「説明会への参加人数は把握していない」という点も、いかにいい加減な説明経過であるかを自ら認めるものです。回覧板で一方的に流した文書や、ほとんど個人への説明なのか。
 この間、県警はだれに何を説明してきたのか、市内最大規模の貴重な公有地の使われ方が問われるだけに、民主主義の根幹である住民説明の経過について全貌を広範な住民に明らかにすべきではないでしょうか。
 


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