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県にグラウンドを奪われ、追い出されたサッカー少年、野球少年から、田端県警本部長、松沢県知事あてのメッセージが、ぞくぞくと寄せられています。
「ぼくたちは、くんれん校がないとサッカーをする場所がなくなってしまうので、くんれん校を使わせてください」(川崎中央キッカーズ・12歳)
「サッカーはだいすきです。サッカーをするところをなくさないで」(川崎中央キッカーズ・7歳)
「サッカーができるグランドがなくなるといやです」(千年サッカークラブ・8歳)
「なくなったらさみしいです。くんれんこうをなくさないでください」(千年サッカークラブ・10歳)
「くんれんこうをなくさないでください」(千年サッカークラブ・6歳)、「幼い子どもを連れて遠方地への練習は大変です。貴重な練習場所をなくさないでください」(母)
「公園もだめ、広い場所もないで、どうやって野球ができますか? だめならば、新しい場所をつくってください」(下小田中むさし野球部・8歳)
「やきゅうをする場所がありません。練習をいっぱいしたいので、グラウンドをなくさないでください。おねがいします」(下小田中むさし野球部・7歳)
「ぼくたちの練習場をとらないでください。お願いします」(下小田中むさし野球部・12歳)
「少年野球をやっている小学4年生です。もっともっと練習をしたいので、グランドをぼくたちからとらないでください」(下小田中むさし野球部・10歳)
「いつも練習しているグラウンドをなくさないでください」(下小田中むさし野球部・10歳)
こうした子どもたちの必死の叫びが聞こえますか?
子どもたちが自分で声をあげなければ好きな野球もサッカーもできない…ほんとうにひどい社会だと思いませんか?
テレビのインタビュー(昨年12月18日放送、テレビ朝日・ワイドスクランブル)で、県警施設課は、建設する理由として、①安心・安全の基盤整備に欠かせない「集団警察力」の確保のために巨大官舎が必要、②優秀な人材を確保するために福利厚生の充実、をあげました。
もしも、川崎市外の勤務地に行く職員もたくさん入居する予定と開き直られたら…。武蔵中原駅まで徒歩20分のうえ、市外に出る接続は縦軸(南武線)から横軸(東横線、田園都市線、小田急線、等々)乗り換えが必要な不便な場所であり、とても、迅速な行動ができない立地条件です。
それでもここに必要というならば、「集団警察力」って何なのでしょうか? 「建設、先にありき」で、「集団警察力」とは後付けの口実にすぎないのではないでしょうか?
「警察白書」平成20年版は、「第1章:生活の安全の確保と捜査活動」で、「警察では、安全で安心な暮らしを守る施策として、…少年の非行防止と健全育成、交番・駐在所等を中心とした国民の身近な不安を解消するための諸活動にも取り組んでいる」 「交番・駐在所では、パトロールや巡回連絡等の様々な活動を通じて、管轄する地域の実態や地域住民の要望を把握し、地域住民の要望にこたえている。また、昼夜を分かたず常に警戒体制を保ち、様々な警察事象に即応する活動を行うことにより、地域住民の安全と安心のよりどころとなり、国民の身近な不安を解消する機能を果たしている」
つくづく、だれのための巨大警察官舎建設でしょうか?
こんなに多くの団体から、これだけ多く同趣旨の請願が出ることは異例だそうで、それ自体が、住民要求の切実さと、現行計画が住民合意を得られていないことを示すものです。これらの団体は、県議会にも同様の請願を提出する準備をしているそうです。
出された請願は2月~3月にかけて審査される見通しです。市議会・県議会の議員さんには、住民世論・住民要求を第一に考えた真剣な請願審議を心から期待したいと思います。以下、市議会に出された各請願の表題を紹介します。
(川崎中央キッカーズ提出)
「ゴールデンエイジといわれる、最も伸びる年齢、練習をさせたい時期にグラウンドを奪われ、練習が減らされたことは重大な問題です」。1月16日集会で、川崎中央キッカーズのコーチが指摘しました。
「ゴールデンエイジ」とは、9~12歳の時期。
ある説明によると、動きを頭で理解してから体に伝えるのではなく、見たまま感じたままのイメージに従って体全体で技術を吸収していく特別な時期といいます。
神経系の発達がほぼ完成に近づき、形成的にもやや安定した時期で、動きの巧みさを身につけるのにもっとも適しており、この時期は一生に一度だけ訪れる、あらゆる物事を短時間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた時期とのこと。
サッカー選手や野球選手として、将来大きく成長するための基礎を子どもたちに作ってあげるには…。この「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期には、プロが見せるような高度なテクニックも身につけることが可能とされ、この時期に多くの技術を学ばせることが、将来大きく伸びるための大切なポイントになると言われています。
技術校グラウンドが使えなくなってから、多くの少年野球・少年サッカーチームが、それまで月10回程度だった練習が半分程度に減ったそうです。同跡地への警察官舎建設計画は、人生でもっとも大事な「ゴールデンエイジ」の発達・成長に甚大な被害を与えています。
昨日のニュースで、文部科学省が昨年初めて実施した全国体力調査の結果が発表されました。47都道府県中、神奈川は、
小5男子39位、小5女子46位、
中2男子42位、中2女子40位、
この全国最低水準だった神奈川の結果にたいし、専門家は「子どもたちが運動したくなる環境づくりが大切だ」と指摘し、県教委は「結果を詳細に検証し、今後の施策につなげたい」と。
そのために、川崎市内では、「青少年の健全育成」が目的だった土地、市内有数の公有地である技術校跡地グラウンドを、まず、子どもたちに返してほしい。一部の警察職員のための豪華官舎計画を撤回して…。
~川崎中央キッカーズ少年(12歳)から~
子母口小学校は1000人以上います。
それぞれ、野球やサッカー、みんな地いきでがんばってます。
子母口小グラウンドもせまいです。
グラウンドとりはとりあいです。おかあさんたちが、北見方、うなねのグラウンドのちゅうせん会に100人ぐらいならんで、くじ引きで、とれません。
子どもたちに、技術校のグラウンドがないため、れんしゅうもない日があります。
ぼくたちは、しょうらいがなくなります。
少年野球チーム・少年サッカーチーム・ソフトボールの指導者・保護者らを含め、地域の住民などで、会場の大戸会館2階は一杯になりました。
川崎中央キッカーズコーチは「うちのチームの子どもたちはこの運動にも真剣です。『ゴールデンエイジ』と言われる、最も技術が伸びる時期に練習が減らされているのは重大な問題です。グラウンドを取り戻すためにチームあげて全力でがんばりたい」と述べました。
「2009.1.16新春・住民集会」にこぞってご参加を
日時 2009年1月16日(金)午後6:30開会
場所 大戸会館2階(JR武蔵中原駅下車、マルエツ中原店斜め前、大戸神社内)
(資料・会場費 おとな200円、こども無料)
*いよいよ今週金曜日に迫った「新春・住民集会」に、地域の住民のみなさんも、グラウンド利用チームや各団体のみなさんも、ぜひご参加ください。
主催:技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を求める
「1.16新春・住民集会」実行委員会
実行委員長 福田光男(大戸地区少年野球連盟会長)
事務局長 向江卓郎(連絡先 044-777-8959)
松沢知事が昨年暮れ、県職員の給与を4年ぶりにカットする方針を固めたという。対象者は教職員や警察官を含めた約8万人の見込み。その理由は、急激な景気悪化、企業の収益悪化で、2009年度当初予算で2千億円に迫る県の財源不足への対応とのこと。
県職員の人件費に対する考え方は様々だろうが、少なくとも、県の財政悪化を理由に警察官の給与を削るというときに、260世帯のために60億円もかける警察官舎建設を推進すべきなのかという疑問や不満が(口には出せなくても…)県警職員の中にも広がるのではないか。
(ちなみに、年間35万円×17,000人で約60億円、神奈川県警職員数は約17,000人《2007年10月現在》。60億円という額がいかに大きなお金か!!)
県民の立場から見れば、県職員の給与を減らす・減らさないの話がなくても、そもそも、年間2千億円もの財源不足というときに、新たに60億円もかける県内最大の警察官舎建設計画は「不要不急の公共事業」として、まっさきに中止・見直しの対象にすべきだというのが、県民多数の願いではないだろうか。
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