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私たちは川崎市内最大規模の公有地である、中原区の旧県立職業技術校跡地(1万3千㎡)に、認可保育園とスポーツができる防災公園の整備を提案しています。  その4つの理由は、①防災拠点を存続する、②この県有地の本来目的=青少年の健全育成、③地域の実情(子ども人口増加、保育園や運動広場の不足、④住民世論・アンケート結果です。
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 県にグラウンドを奪われ、追い出されたサッカー少年、野球少年から、田端県警本部長、松沢県知事あてのメッセージが、ぞくぞくと寄せられています。

  「ぼくたちは、くんれん校がないとサッカーをする場所がなくなってしまうので、くんれん校を使わせてください」(川崎中央キッカーズ・12歳)

「サッカーはだいすきです。サッカーをするところをなくさないで」(川崎中央キッカーズ・7歳)

「サッカーができるグランドがなくなるといやです」(千年サッカークラブ・8歳)

「なくなったらさみしいです。くんれんこうをなくさないでください」(千年サッカークラブ・10歳)

「くんれんこうをなくさないでください」(千年サッカークラブ・6歳)、「幼い子どもを連れて遠方地への練習は大変です。貴重な練習場所をなくさないでください」(母)

「公園もだめ、広い場所もないで、どうやって野球ができますか? だめならば、新しい場所をつくってください」(下小田中むさし野球部・8歳)

「やきゅうをする場所がありません。練習をいっぱいしたいので、グラウンドをなくさないでください。おねがいします」(下小田中むさし野球部・7歳)

「ぼくたちの練習場をとらないでください。お願いします」(下小田中むさし野球部・12歳)

「少年野球をやっている小学4年生です。もっともっと練習をしたいので、グランドをぼくたちからとらないでください」(下小田中むさし野球部・10歳)

「いつも練習しているグラウンドをなくさないでください」(下小田中むさし野球部・10歳)

こうした子どもたちの必死の叫びが聞こえますか?
子どもたちが自分で声をあげなければ好きな野球もサッカーもできない…ほんとうにひどい社会だと思いませんか?

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 私たちは、警察官舎の必要性あるなしにかかわらず、技術校跡地への警察官舎建設という現行計画については、公有地での公共事業の進め方として間違っており、白紙撤回するのが当然だという立場です。そのうえで、建設をねらう県警本部の言い分について検証します。

 テレビのインタビュー(昨年12月18日放送、テレビ朝日・ワイドスクランブル)で、県警施設課は、建設する理由として、①安心・安全の基盤整備に欠かせない「集団警察力」の確保のために巨大官舎が必要、②優秀な人材を確保するために福利厚生の充実、をあげました。
 
 しかし、「なぜここに?」「なぜ川崎市に?」県内最大の官舎=県内最大の「集団警察力」を置くことが必要なのか明確な説明ができなければ、それをつくる説得力を持ちません。
 
 まず、刑法犯認知件数の推移をみると、全国的に平成15年から減少に転じている傾向ですが、川崎市内も平成14年-19年比で、全市合計30,102件から17,862件へ、マイナス12,240件(40.7%減)。中原区はそれ以上の43.2%減と、大幅に減っています。
 
政令指定都市比較では、刑法犯認知件数の総数(大都市比較統計年表、平成17年)は14政令市比較で、少ない順に、1位:静岡県11,227件、2位:仙台市17,636件、3位:広島市19,742件、4位:川崎市22,114…、12位:横浜市54,902件、13位:名古屋市79,743件、14位:大阪市106,729件など。
 
人口千人あたりの刑法犯認知件数(横浜市統計ポータルサイト警察・犯罪編、平成18年)は、15政令市比較で、少ない順に、1位:横浜市13.0件、2位:静岡市13.6件、3位:川崎市14.2…。(下位は、13位:名古屋市28.6件、14位:大阪市37.5件など)
 
このように、川崎市は、総数でも人口あたりでも、犯罪件数が相対比較で少ない都市です。また、人口10万人あたりの交通事故発生件数(平成18年)が、15政令市比較で、川崎市は15位(466.2件)と、交通事故が最も少ない都市であることは注目されます。
 
 刑法犯のうち、凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)の総数は、15政令市のうち、少ない順に、静岡市33件に次いで川崎市75件で2番目に少ない現状(横浜市統計ポータルサイト、平成18年)。ちなみに、多い順では、大阪市638件、名古屋市306件、横浜市254件など。
 
 このように、治安関係の統計上も、広い神奈川県内で、いま川崎市を最優先で「県内最大の集団警察力」をおく候補地とする切迫性・必要性・合理的理由はないといえます。
 もしも、川崎市外の勤務地に行く職員もたくさん入居する予定と開き直られたら…。武蔵中原駅まで徒歩20分のうえ、市外に出る接続は縦軸(南武線)から横軸(東横線、田園都市線、小田急線、等々)乗り換えが必要な不便な場所であり、とても、迅速な行動ができない立地条件です。
 それでもここに必要というならば、「集団警察力」って何なのでしょうか?  「建設、先にありき」で、「集団警察力」とは後付けの口実にすぎないのではないでしょうか?
 
 ちなみに、先の横浜市統計ポータルサイト警察・犯罪編には、人口10万人あたりの「警察署・交番その他派出所・駐在所数」(平成19年4月1日時点)が掲載されていますが、15政令市比較で川崎市は10番目(6.0ヵ所)と、比較的少ない現状です。

 「警察白書」平成20年版は、「第1章:生活の安全の確保と捜査活動」で、「警察では、安全で安心な暮らしを守る施策として、…少年の非行防止と健全育成、交番・駐在所等を中心とした国民の身近な不安を解消するための諸活動にも取り組んでいる」 「交番・駐在所では、パトロールや巡回連絡等の様々な活動を通じて、管轄する地域の実態や地域住民の要望を把握し、地域住民の要望にこたえている。また、昼夜を分かたず常に警戒体制を保ち、様々な警察事象に即応する活動を行うことにより、地域住民の安全と安心のよりどころとなり、国民の身近な不安を解消する機能を果たしている」
 
県警本部が「安心・安全の基盤整備」をいうならば、いま住民にとって直接必要とされるのは、巨大官舎ではなく、政令市比較でも少ない、町場の交番でしょう。警察白書のどこを読んでも、「安心・安全の基盤整備」のために官舎が必要だという話は出てきません。
 
そもそも、川崎市の地域防災計画で指定されている中原区唯一の「震災時の他都県市からの応援拠点」が官舎建設によって奪われ、「区内に新たにつくる予定はない」(市当局)と聞くと、そんなことをする県警本部が「安心・安全の基盤整備」を語れないのではないでしょうか。
「安心・安全の基盤整備」を言うならば、貴重なオープンスペース・防災活動拠点をつぶさずに維持・充実することこそ最優先すべきだという当たり前のことは、だれでもわかることではないでしょうか。

 つくづく、だれのための巨大警察官舎建設でしょうか?
 
*いずれの政令市比較も、統計資料から「東京都区部」を除いた政令市の状況。
 少年野球、少年サッカーなど技術校グラウンドを利用していたチーム、市民団体などが、それぞれの願いを実現する立場から、技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回などを求める請願を、川崎市議会に延べ9本も提出していることがわかりました。私たちの会も提出しています。

 こんなに多くの団体から、これだけ多く同趣旨の請願が出ることは異例だそうで、それ自体が、住民要求の切実さと、現行計画が住民合意を得られていないことを示すものです。これらの団体は、県議会にも同様の請願を提出する準備をしているそうです。

 出された請願は2月~3月にかけて審査される見通しです。市議会・県議会の議員さんには、住民世論・住民要求を第一に考えた真剣な請願審議を心から期待したいと思います。以下、市議会に出された各請願の表題を紹介します。

(川崎中央キッカーズ提出)
県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎計画を白紙撤回し、多目的広場・グラウンドとして整備をするよう、川崎市が県警・県当局に要請するよう求める請願
 
(千年サッカークラブ提出)
川崎市当局が県警など県当局に対して、県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を求め、少年サッカークラブへのグラウンド開放の再開に関する請願
 
(下小田中第6ジュニア、井田ふたば、井田みすぎ野球部提出)
少年野球ができる広場・練習場が不足する中原区下小田中で、県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回と同校のグラウンド開放の早期再開を県に要請するよう求める請願
 
(下小田中むさし野球部提出)
県立川崎高等職業技術校の跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回と、少年野球へのグラウンド開放の再開を、川崎市当局が県に要請するよう求める請願
 
(新日本スポーツ連盟神奈川県連盟提出)
県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画を白紙撤回させ、多目的広場・グラウンドの存続を求める請願

(年金者組合中原支部提出)
県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画をやめ、高齢者と子どもが集える施設と公園としての整備を、川崎市当局が県警など県当局に要請するよう求める請願
 
NPO法人わになろう会提出)
県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を求め、川崎市が、子どもたちがのびのび遊べる「ログハウス」のある広い公園を整備することを求める請願
 
(中原区子ども会連合会・大戸地区少年野球連盟提出)
県立川崎高等職業技術校の跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回、「青少年の健全育成」という当初の土地利用の目的を最優先して、子どもたち・住民のための利用方法に見直すこと、少年野球への同校グラウンド開放の早期再開を、川崎市当局が県に要請するよう求める請願
 
(技術校跡地への警察官舎建設計画の中止・見直しを求める会提出)
県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を、川崎市が県警・県当局など関係機関に要請するよう求める請願

「ゴールデンエイジといわれる、最も伸びる年齢、練習をさせたい時期にグラウンドを奪われ、練習が減らされたことは重大な問題です」。1月16日集会で、川崎中央キッカーズのコーチが指摘しました。

 「ゴールデンエイジ」とは、9~12歳の時期。
 ある説明によると、動きを頭で理解してから体に伝えるのではなく、見たまま感じたままのイメージに従って体全体で技術を吸収していく特別な時期といいます。

 神経系の発達がほぼ完成に近づき、形成的にもやや安定した時期で、動きの巧みさを身につけるのにもっとも適しており、この時期は一生に一度だけ訪れる、あらゆる物事を短時間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた時期とのこと。

 サッカー選手や野球選手として、将来大きく成長するための基礎を子どもたちに作ってあげるには…。この「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時期には、プロが見せるような高度なテクニックも身につけることが可能とされ、この時期に多くの技術を学ばせることが、将来大きく伸びるための大切なポイントになると言われています。

 技術校グラウンドが使えなくなってから、多くの少年野球・少年サッカーチームが、それまで月10回程度だった練習が半分程度に減ったそうです。同跡地への警察官舎建設計画は、人生でもっとも大事な「ゴールデンエイジ」の発達・成長に甚大な被害を与えています。
 
 昨日のニュースで、文部科学省が昨年初めて実施した全国体力調査の結果が発表されました。47都道府県中、神奈川は、
小5男子39位、小5女子46位、
中2男子42位、中2女子40位、
 この全国最低水準だった神奈川の結果にたいし、専門家は「子どもたちが運動したくなる環境づくりが大切だ」と指摘し、県教委は「結果を詳細に検証し、今後の施策につなげたい」と。

 そのために、川崎市内では、「青少年の健全育成」が目的だった土地、市内有数の公有地である技術校跡地グラウンドを、まず、子どもたちに返してほしい。一部の警察職員のための豪華官舎計画を撤回して…。

~川崎中央キッカーズ少年(12歳)から~

子母口小学校は1000人以上います。
それぞれ、野球やサッカー、みんな地いきでがんばってます。
子母口小グラウンドもせまいです。
グラウンドとりはとりあいです。おかあさんたちが、北見方、うなねのグラウンドのちゅうせん会に100人ぐらいならんで、くじ引きで、とれません。
子どもたちに、技術校のグラウンドがないため、れんしゅうもない日があります。
ぼくたちは、しょうらいがなくなります。
 

 「技術校跡地を子どもたち・高齢者に」と、1月16日夜、「技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を求める―2009新春・住民集会」(実行委員長・福田光男大戸地区少年野球連盟会長)が開催されました。
 少年野球チーム・少年サッカーチーム・ソフトボールの指導者・保護者らを含め、地域の住民などで、会場の大戸会館2階は一杯になりました。
 
 はじめに、昨年12月18日放送されたテレビ朝日「ワイドスクランブル」の番組をスクリーンで鑑賞。下小田中むさし野球部監督が開会挨拶し、事務局から「この運動の目的、到達点、展望」、「当面の取り組みについての方向」について報告がありました。
 031.JPG
 下小田中ジュニア野球部監督は、技術校グラウンドが使えなくなってから練習日が減り、多摩川までの移動で子どもたちが交通事故に遭わないよう気を配り苦労している現状を話しました。
 川崎中央キッカーズコーチは「うちのチームの子どもたちはこの運動にも真剣です。『ゴールデンエイジ』と言われる、最も技術が伸びる時期に練習が減らされているのは重大な問題です。グラウンドを取り戻すためにチームあげて全力でがんばりたい」と述べました。
 
少年野球や少年サッカーの父母、ママさんソフトボールの代表、高齢者や地域住民らが、「うちの子が最初に野球を始めたのが技術校だった」「税金の使い方としても納得できない」など次つぎ発言し、県警・県当局の計画への怒りが広がり、白紙撤回を求めて、さらに運動を前進させるため、力をあわせることを確認しました。
技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を求める
「2009.1.16新春・住民集会」にこぞってご参加を


日時 2009年1月16日(金)午後6:30開会
場所 大戸会館2階
(JR武蔵中原駅下車、マルエツ中原店斜め前、大戸神社内) 

(資料・会場費 おとな200円、こども無料)

*いよいよ今週金曜日に迫った「新春・住民集会」に、地域の住民のみなさんも、グラウンド利用チームや各団体のみなさんも、ぜひご参加ください。

主催:技術校跡地への警察官舎建設計画の白紙撤回を求める
「1.16新春・住民集会」実行委員会

実行委員長 福田光男(大戸地区少年野球連盟会長)
事務局長 向江卓郎(連絡先 044-777-8959)

~下小田中むさし野球部の少年(11歳)からのメッセージ~

ぼくは、しょっくんこうがなくなるのは、いやです。理由は、校庭が午前中、使えない日でも、しょっくんこうがあれば、午前中に野球の練習ができるからです。

放課後も、野球の練習3d3ca6c8.jpegができたのに、できなくなってしまったので、しょっくんこうをなくさないでください。よろしくお願いします。

(写真は、川崎中央キッカーズの12歳少年からのメッセージです)

 

~千年サッカークラブの少年(8歳)より~
ぼくたちのサッカーができるところをとらないでください。

~その母より~
公園ではボール遊びが禁止され、空地もなく、マンションの駐車場は遊ぶ場所ではないと、子どもたちの居場所が無くて困っています。

 この地区033.JPGは、少子化の中でも反対に子どもたちが増えている地区です。また、高齢の方も、身体を動かせる場所が必要でしょう。子どもも大人も集える場所を取り上げないでください。

 一部の公務員の方の利益よりも、多くの住民の利益を優先させるべきであると思います。子どもたちの未来のためにも…。(下小田中2丁目在住)

 松沢知事が昨年暮れ、県職員の給与を4年ぶりにカットする方針を固めたという。対象者は教職員や警察官を含めた約8万人の見込み。その理由は、急激な景気悪化、企業の収益悪化で、2009年度当初予算で2千億円に迫る県の財源不足への対応とのこと。

 県職員の人件費に対する考え方は様々だろうが、少なくとも、県の財政悪化を理由に警察官の給与を削るというときに、260世帯のために60億円もかける警察官舎建設を推進すべきなのかという疑問や不満が(口には出せなくても…)県警職員の中にも広がるのではないか。

(ちなみに、年間35万円×17,000人で約60億円、神奈川県警職員数は約17,000人《2007年10月現在》。60億円という額がいかに大きなお金か!!)

 県民の立場から見れば、県職員の給与を減らす・減らさないの話がなくても、そもそも、年間2千億円もの財源不足というときに、新たに60億円もかける県内最大の警察官舎建設計画は「不要不急の公共事業」として、まっさきに中止・見直しの対象にすべきだというのが、県民多数の願いではないだろうか。 

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